豆苗を炒めた。芸人さんのYOUTUBEを観て前から美味しそうだなと思っていたから。
ニンニクや鷹の爪やら、鶏がらスープの素や塩コショウなんかも買いそろえた。
親にLINEしアドバイスを求めた。
すると「厚揚げ、合うんじゃない?」と言われた。
「そうじゃないんだよな」と思った。
が、しかし、
何だか買わないのも失礼な気持ちが出てきてしまい、採用。買うことにした。
豆苗は袋をみると「こんなにデケぇのかよ」と思った。
親に「2パック買ったら?足りないんじゃない?」年長者の意見は受け入れる。
2パック買った。家の狭い台所でスマホでレシピをみながら豆苗炒めを作る。
まず、豆苗の下の部分を切る。3割くらいが切除され無くなった。
2パック買ってよかったと思った。出来上がった。
フライパンの中で熱を持ったまま、しなしなになった緑々とした豆苗を
一口、口の中にいれる。
「美味しくない」
味付けに使ったものはレシピ通り。
急に自分の料理の腕、味付けのせいにしたくはない気持ちが出てきた。
プライドだ。狭い台所で独りフライパンを見下ろしながら、切なくなった。
これは豆苗がそもそも自分の舌に合わないのではないだろうか?
美味しいとされてる豆苗炒めは果たして本当に美味しいのだろうか。
確かめる必要がありそうです。